このページではYNFPの活動目的と内容を紹介します。

活動目的

私たち横浜国立大学フォーミュラプロジェクト(Yokohama National university Formula Project:YNFP)は、2003年11月に有志の工学部生4名によって始まったプロジェクトです。「教室の中だけでは学べない多くのことを学ぶ」、というアメリカFormula-SAEの思想に共感し、立ち上げられました。
現在はそのFormula-SAEの思想を達成すべく、また一競技団体として、日本をはじめ世界各地で開催されるFormula-SAE大会、通称「学生フォーミュラ大会」に参戦するべく活動しています。

活動内容

YNFPの活動内容は学生フォーミュラ大会に参戦するための競技用マシンの設計・製作・チューニングが大部分を占めます。しかし、チームの円滑な運営のために会計・広報・渉外などの活動も合わせて行われており、ただ速いレーシングカーを作るだけでなく、さながら企業のように、組織の管理能力を磨いていくことを重要視しています。

1年間の活動の流れ

YNFPの1年は9月に行われる日本大会を1つの大きな区切りとしています。大会直後には早速次期マシンの設計案の話し合いが行われます。

続いて秋から冬休みにかけての期間でマシンの設計をあらかた終わらせ、製作活動に順次移ります。製作は大学の機械工場をメインに、ときにはスポンサーの方々の支援もいただきながら行います。

春にはマシンも完成し、テスト走行を行っていきます。大学内やカート場などの学外で走行テストを行い、不具合の洗い出しやチューニングを行っていきます。また、デザインレポート・コストレポートと立て続けに静的審査関連の提出物があるので、そちらにも大きく人数を割いて点数を取りに行きます。

夏に入れば大会も見据えてテストを実施していきます。マシンが安定した性能を発揮するようになってくるので、走行メニューもドライバー練習を重視するようになってきます。また合同走行会などの本番に近い形式の走行会にも参加します。

そして大会で1年間の全てをぶつけ、YNFPの1年も終わります。

目標

誇れるマシンを作る

YNFP-25はプロジェクトの目標として、「誇れるマシンをつくる」を掲げています。

24年度までは初期開発の難航とチームメンバーの不足から、マシンを1から作り直すマンパワーが足りず、問題を抱えたシャシーに改造を加える形で活動を続けていましたが、今年度はEVの初期開発が完了し、部員数も3人から8人に増加したため、クルマを1から作り直す基盤を整えることができました。

そのため今年度のプロジェクト目標は、マシンを1から作り直し、今年度の活動が全て終わった際に、チームメンバーのひとりひとりが自分のした仕事や、自分たちのマシンを誇れるように活動する事としました。

ペナルティなしで、オートクロスまでの競技を完走

YNFP-25は大会での目標は、「ペナルティなしで,オートクロスまでの競技を完走」です。

第一の目標として、EV化以降初の動的審査出走を掲げており、加えて、静的審査でのペナルティを無くすほか、エンデュランス、効率の審査を除く全ての動的審査の完遂を目標に掲げております。

24年度まで続けてきた初期開発がほぼ完了したため、今年度は確実に車検を突破し、EV化以降初の出走を果たすことができるクルマを新規に製作します。