YNFPの新メンバー募集案内ページを見に来てくださってありがとうございます。
このページでは私たちの活動について、また学生フォーミュラについて簡単に説明いたします。
もっと詳しく知りたいという方は、上部メニューのYNFPについてや各項目下の「関連ページ」をご覧になってください。
学生フォーミュラってなに?
学生フォーミュラというのは、学生自らがゼロから作り上げたマシンで競技を行うもので、「鳥人間コンテスト」のフォーミュラカー版とよく言われます。鳥人間コンテストとの違いの一つは、参加できるのが学生チームオンリーであること。純粋に同じフィールドで他チームと戦うことができると言えるかもしれません。
学生フォーミュラ大会の大きな特徴としては、ある企業がレーシングマシンを製作し、販売する...…というロールプレイングになっている点が挙げられます。
このため大会では、実際の走行による審査だけでなく、
「コスト審査」「デザイン審査」「プレゼンテーション審査」
という3つの審査も行われ、製作してから販売するまでの過程を実際に見られることになります。
ちなみに、「学生フォーミュラ」は日本発祥ではありません。さすがと言うべきなのでしょうか、元々は自動車大国アメリカで1981年に始まった大会です。机上の勉強だけでなく、実際に作ってみることが重要というのが今に至るまで大会の開催理念になっています。
そして、この素晴らしい大会を日本でも!ということで、2003年に第1回全日本学生フォーミュラ大会が開かれました。
現在では参加校が90を超え、誰もが知っているあの大学この大学など、本当に様々なチームが参加しています。
さぁ、あなたがニューマシン開発のプロジェクトリーダーだったとして、会社役員にマシン販売の承認を得るにはどうしたらいいでしょう?
どんなマシンなら販売許可をしてくれるのでしょうか?
速い? 安い? かっこいい?
学生フォーミュラの戦いは、マシンを設計する前から始まっているのです。
関連ページ:Formula SAEとは
YNFPってなに?
まずは、このページの一番上を見てください。「横浜国立大学フォーミュラプロジェクト」とあります。これが、私たちYNFPの正式名称です。YNFPというのはその英語名の頭文字をとってきたものです。なお、university が入っていないのはなぜか?なんででしょうね。
私たちの活動目的は...…言うまでもないですが...…
学生フォーミュラ大会にマシンを持ち込み、戦うことです。そして優勝することです。
特にここ2年間は、ICV(エンジン)からEV(電気自動車)部門へ転向して大会に出場することに挑戦しています。
ところで、私たち(の一部)が数多あるスポーツの中で学生フォーミュラというフィールドを選んだ理由ですが、それは「学生フォーミュラ大会」の理念「教室の中だけでは学べない多くのことを学ぶ」「ものづくりによる実践的な学生教育プログラム」に共感したからです。これらの理念は活動を通じて確実に実践され、私たちを成長させてくれています。
YNFPってどうなの?
YNFPは2003年の11月に設立され、その後2005年にチーム初となる車両「YNFP-02」で第3回全日本学生フォーミュラ大会に初参戦しました。この年は割と圧倒的な実力を見せて初参戦校中1位、総合順位でも8位を獲得しました。
翌年の第4回全日本学生フォーミュラ大会には「YNFP-06」で参戦し、総合順位は12位と、前年に比べると少し順位を落としてしまいましたが、アクセラレーション競技において3位表彰台を見事獲得しました。
第5回全日本学生フォーミュラ大会では総合順位こそ20位と落としてしまいましたが、プレゼンテーション審査において1位を獲得しました。
第6回全日本学生フォーミュラ大会において、総合順位4位という良い成績を収めることができ、また、CAE特別賞2位、ベストWEBサイト賞1位など表彰で6つの賞を獲得しました。
第7回全日本学生フォーミュラ大会において、総合順位3位という良い成績を収めることができ、また、静的優秀賞3位、耐久走行賞1位、ベストWEBサイト賞1位など、過去最多となる8つもの賞を獲得しました。
第8回全日本学生フォーミュラ大会において、前年に引き続き総合順位3位という良い成績を収めることができ、また、プレゼンテーション賞3位、デザイン賞2位、オートクロス賞1位、日本自動車工業会会長賞、ベストWEBサイト賞など、6つもの賞を獲得しました。
第9回全日本学生フォーミュラ大会において、過去最高の総合順位2位という成績でした。惜しくも優勝には届きませんでしたが、加速性能賞2位、耐久走行賞2位、日本自動車工業会会長賞などを獲得。特に動的審査で高い成績を収めました。
2012年9月に行われた第10回全日本学生フォーミュラ大会では、総合順位を21位と落としてしまいましたが、加速性能賞2位、オートクロス賞3位、CAE特別賞2位などの賞を獲得しました。
2013年9月に行われた第11回全日本学生フォーミュラ大会では、個々の競技での表彰はありませんでしたが、無事全種目完走し、総合順位6位入賞を果たしました。
2014年9月に行われた第12回全日本学生フォーミュラ大会では、大会期間中の車両トラブルにより、二種目を棄権しましたが、史上最多の96チームがエントリーする中総合順位8位という結果を残しました。
2015年9月に行われた第13回全日本学生フォーミュラ大会では、総合順位を16位と少し落としてしまいましたが、デザイン審査4位という結果を残しました。
2016年9月に行われた第14回全日本学生フォーミュラ大会では、総合順位2位という結果を残しました。他にもベストサスペンション賞2位を獲得しました。
2017年9月に行われた第15回全日本学生フォーミュラ大会では、総合順位6位という結果を残しました。他にもICV総合優秀賞5位を獲得しました。
2018年9月に行われた第16回全日本学生フォーミュラ大会では、総合順位13位と少し落としてしまいましたが、大雨の中という過酷な環境の中でも、高い車両の信頼性のおかげで全種目完走することができました。
2019年8月に行われた第17回学生フォーミュラ日本大会では、プレゼンテーション審査2位、オートクロス2位、エンデュランス2位と多くの競技で安定して好成績を収めることができ、チーム三度目の総合順位2位という結果を残しました。しかし、コスト審査の点数が思うように獲得できず悔しい思いもしました。
また、学生フォーミュラには様々な特別賞が設定されており、私たちはこれまで
- ルーキー賞(1位・05年大会)
- 日本自動車工業会会長賞(4位・05年大会、10,11,13,16,17,18,19年大会)
- スポーツマンシップ賞(1位・05年大会)
- ベストWEBサイト賞(1位・08年大会、2位・07年大会、3位・05,06年大会、10年大会)
- 静的審査総合優秀賞(3位・07年大会)
- ユニークデザイン賞(1位・07年大会)
- 総合優秀賞(2位・11年大会3位・09,10年大会、4位・08年大会、6位・13年大会、2位・16年大会、2位・19年回大会)
- CAE特別賞(2位・08,12年大会)
- グッドフレームデザイン賞(2位・08年大会)
- 静的優秀賞(3位・09年大会)
- ベストサスペンション賞2位・16年大会)
と多くの賞を獲得してきました。
今、私たちはこれまでの大会での経験を糧に変え活動に打ち込んでいます。
そして4月、共に
学生フォーミュラ日本大会2024に向け一緒に戦ってくれる仲間を必要としています。
YNFPってなにしてるの?
YNFPの活動は多岐に渡ります。
製作系の仕事
- マシン設計
大会に持っていくマシンの設計から自らの手で行います。
3Dモデリングソフト等を用いて性能や部品干渉をチェックします。 - マシン製作
製作も自分達の手で。
実際に大学の工場にて機械を用いて部品を製作します。 - チューニング
足回りやエンジン関係などを調整します。
クルマを速く走らせるには必須です。
運営系の仕事
- チーム会計
部品・材料・工具など、購入したものをきっちりまとめていきます。 - 広報活動
WebサイトやTwitterなどの各種SNSで、あるいは紙媒体で、広くYNFPの活動をアピールします。 - 渉外活動
企業と交渉し、活動に必要な支援をいただくための下準備を行います。
その他特別チームを編成する仕事
- テスト走行
チューニングや設計がうまくいったかの確認、そしてドライバーがマシンに慣れるために行います。 - 大会の競技対策
コスト審査など事前準備が必要な審査の対策、あるいは速く走るためのドライバー練習を行います。 - 各種イベントの企画・運営
新歓イベント・オープンキャンパス・その他外部イベントでの展示などです。
最近のTwitterでは今年度のマシンの製作の様子を綴っております。ぜひご覧ください。
関連ページ:チーム組織図・パート紹介
YNFPってどんな人がほしいの?
私たちは、YNFPというチームを強くする人材を求めています。
ただ、これは即戦力という意味では決してありません。
私たちの活動の場合、今までに同じような経験をしたというような人はほとんどいません。
つまり、YNFPに入部した当初は誰もが初心者なのです。
ですが、例え初心者であってもみなさんに持っておいてもらいたい心構えがあります。
それは、積極性です。
私たちの活動は、自らの創意工夫が必要なだけでなく、チームのメンバーとの連携も必要です。何事にも積極的にチャレンジし、積極的に声を掛け合って協力しあうことが重要なのです。
またこの積極性を発揮し、みなさんには具体的にこんな人材になっていってもらいたいと思います。
- 受身ではなく自発的に目標を設定し、行動できるような人材
- 自ら企画を提案・実行できる人材
このような人材こそが、私たちの求める「チームを強くする人材」だからです。
またあわせて、YNFPに入ったらぜひ以下のようなことを学んでいってほしいと思います。
- 設計上のものと、実際の製作での違い
- チームマネージメント
- 企業・社会との関わりかた
これらはYNFPでの活動に直接つながるだけでなく、私たちが共感した学生フォーミュラ大会の理念「教室の中だけでは学べない多くのことを学ぶ」「ものづくりによる実践的な学生教育プログラム」につながってくるからなのです。
最後に、具体的に求めているポジションを挙げます。
上の私たちからのお願いに共感してくれた方で、以下のようなことをやってみたい人はぜひ一度センターへ足を運んでみてください。
「センターへの地図」
- ドライバー
- ウェブサイト制作
- 企画・会計・企業対応・その他渉外活動
- マシンの設計・製作
関連ページ:活動目的・チーム概要 パート紹介