目的・概要
レース状況下における燃費はほとんどのレースにおいて重要視されるものであると同時に、競技に合わせてその車輌がどれほどうまく調整されているかを示すものです。
そのため、この種目はエンデュランスで同時に計測されます。
配点
満点は100点です。
得点公式
EFF.SCORE=100 × [(FuelEfficiencyFactorMIN/FuelEfficiencyFactorYOUR)-1] / [(FuelEfficiencyFactorMIN/FuelEfficiencyFactorMAX)-1]
EFF.Factor=100 × [(TMIN /LaptotalTMIN)] / [(TYOURS/Laptours)] × [(CO2MIN/LaptotalCO2MIN)] / [(CO2YOUR/Lapyours)]
CO2MIN:最も燃費の良かったチームのCO2排出量
CO2YOUR:自チームのCO2排出量
TMIN:エンデュランス最速チームの合計タイム
TYOURS:自チームのエンデュランス合計タイム
Lapyours:自チームのラップ数
LaptotalTMIN ,LaptotalCO2MIN:それぞれTMIN ,CO2MINを記録したチームのラップ数
※CO2排出量は次のように定義されています。
・無鉛ガソリン:2.31 kg of CO2 / Litre
・EV:0.65 kg of CO2 / kWh
EFF.Factorが最も高かったチームが100点を得ます。以降のチームは最高成績チームとの相対的評価によって点数が決められます。
また、エンデュランスにおけるタイムが最速チームの145%を超えた場合は点数が0になってしまいます。さらに、26 L/100kmよりも燃費が悪かった場合も点数が0になります。
みどころ
当然のことながら、YNFPのような排気量の大きいエンジンはパワーがあって速いのですが、その分燃費が悪くなります。一方で、単気筒のエンジンであれば非力ながらも燃費は良くなります。また、燃費の悪いマシンならペースを落としてガソリンを大事に使わなければいけないかもしれません。
したがって、エンデュランス+燃費に関してはマシンの設計段階から、各チームの姿勢・方針が明らかになっているとも言えます。
普段顧みられることは少ないですが、燃費はエンデュランスの結果にも影響を及ぼす重要な審査といえるでしょう。
2013年からは燃費だけでなく、走行タイムも点数に反映されるようになりました。燃費・タイムの両方を追求しなければ燃費で好成績は狙えなくなったのです。マシン性能のギリギリを攻めた戦略が要求されると言えます。
YNFPこれまでの成績
- 2012年:リタイア
- 2011年:14位(66.67点)
- 2010年:18位(63.80点)
- 2009年:21位(18.92点)
- 2008年:19位(1.81点)
- 2007年:リタイア
- 2006年:11位(15.32点)
- 2005年:11位(18.35点)