人生で最も短い2年半
こんにちは。古澤です。
とうとう、この日記を書く時が来てしまいました。
YNFPに入部してからの2年半は、これまでの人生で最も短く感じます。
この間入部したと思ったら、もう引退、そんな感じです。
非常に密度の濃い、充実した(しすぎた?)2年半でした。
というわけで、恒例の振り返りタイムです。
ものづくりがしたい!と思い、当時車には全く興味は無かったけど、他のものづくりサークルよりも機械工学っぽいYNFPに入りました。
そしてパワートレイン班に入り、冷却・潤滑担当になり、
16大会では冷却不足でオーバーヒート寸前で、
大会直前直後には潤滑不良でエンジンを2基壊し、
とにかくゴミみたいな設計をしました。
17ではさらに駆動も担当することになりましたが、†悔い改めて†どの部品も大きなトラブルなく1年間を終えられました。
特に1番力を入れていた冷却に関しては、エンデュランスでほぼ設計値通りの水温となったので少し満足しています。
ちなみにパワートレイン班リーダーもやってたのですが、班員は全員放置してました。ごめんなさい。
燃調含めたエンジンのセッティングは悪くはなかったんじゃないですかね?
またプレゼン審査を1年間やりました。今年こそは表彰台に乗ろう、というのが今年度のプレゼン審査の目標でしたが、個人的な目標は一桁順位かつビジュアル10点というものでした。
結果、どちらも達成することができませんでした。
原因は準備不足、これ以外の何物でもありません。
プレゼンに手が回らない日々が続き、結局納得のいくスライドはできませんでした。
ですが、経営のけの字も知らない僕がこのような順位をとれたのは、中田さんをはじめとする学内外OBOG、スポンサーの方々のご助力のお陰です。本当にありがとうございました。
もし助けが無かったらどんな順位だったのだろうと思うとぞっとしますね。
発表を投げてしまった中田さん、質疑応答を押し付けたさわしゅんには頭が上がりません。
デザイン審査よりはプレゼン審査をやりたい、と思いプレゼン審査をやることになったのですが、なんやかんやデザインも関わることになり、大会では全ての静的審査に出ることになりました。
が、それぞれ全ての審査でサブな立ち回りで、自分がメインで発表する審査は無かったので、ある意味1番楽な立場だったと思います。
特にコスト審査ではブース内にいたものの全く喋ることなく終わりました。パワトレは神。
遅かったけどドライバーもやれて楽しかったです。
16大会でのアクセラ31秒はなかなか破られない記録となるのではないでしょうか。
ところで、引退するときはもっとやり切った感で満たされるものだと思っていたのですが、今のところ全くそのような感じはしません。
むしろ、物足りない感の方が強いです。
2年間設計をやって、いろいろと見えてきて、次はあれをやりたいこれに手を出したいと思ったところで引退。
結局、この2年間は「ものづくり」のチュートリアル、第0章にすぎなかったのかな、と思います。(もし3年やってたら、「この3年間は~」と同じように思う気もしますが...)
と、いろいろ書きましたがコスト審査に金輪際関わりたくないので黙って引退することにします。
他の方々の日記で、この活動は「つらい」「きつい」などと書かれていて、不安になってる1年生もいるのではないでしょうか。
正直言って、実際この活動は大変だし、僕自身もこの活動を辞めたいと思ったことは100万回くらいあります。
大学生になって遊び呆けてる友人達を見て、「なんで俺はこんなことしてるんだろう」と思って気持ちに迷いが生じたことも多々あります。
それでも辞めなかった理由は2つあって、1つは辞めた後のことを考えたら怖くなったからです。
辞めたら、暇な時間が沢山できて、友達と遊んで、自分の好きなことをやって...。それだけ。
それだけの大学生活。
そんな生活が悪いとは言わないけれど、なんか足りない、何も得るものが無い、後で思い出してもいい思い出とは言い切れないような生活だと思います。
むしろ、「なんであの時辞めてしまったんだろう」と後悔するのが目に見えていたので、辞めずにいられました。
もう1つの理由として、大変だけどその分やっぱり楽しいということです。
これから設計期を迎える1年生に伝えたいのは、設計って楽しい!
っていうこと。
次の設計について考えだすと、あれもいいなこれもいいな、こうしたらどうだろう?ああするとどうなるだろう?というアイデアがとめどなく溢れ出してきて、他に何も考えられなくなる。
僕はそれで授業中に居ても立っても居られくなり、購買まで走ってスケッチブックを買いに行き、ひたすら思いついたことを書き殴る、みたいなことがありました。
脳汁ドバドバでめちゃめちゃ楽しいです。
その結果が16の潤滑冷却?と言われたら何も言い返せませんが...。
とにかく、その結果がどうであろうと、設計期はとても楽しいです。
そんな楽しい楽しい設計期をこれから迎えることを、楽しみにしていてください。
製作期は、1年目は本当に辛かったです。
でも、2年目は本当に楽しかったです。
この変化はなんなんでしょう。よくわからないです。
これまで僕が書いた日記の中で一番長くなりましたが、そろそろ終わりにしたいと思います。
この1年間、パワトレリーダーとして最低限の仕事もしてなかったけど、迷惑をかけたメンバー全員とそれでもついてきてくれたメンバー全員、また多大なるご支援をしていただいた先輩・先生方、スポンサーの皆様に感謝を述べて終わりたいと思います。
本当にありがとうございました。
この部活に入ってよかったと思います。
明日の日記は新チームリーダーの椎橋です。