人生初シェイクダウン

こんにちは

シャシー班リーダーの山本です。

目標日にシェイクダウンを迎えることができ、安堵しております。

シェイクダウンまでの流れは先日のTDの日記にあるように、アツいものでした。
3人がハーネス&配線図と格闘している間、僕はブレーキのライン組み、エア抜きや各部の最終チェックやマーキングを他のメンバーたちと行なっておりました。

では僕は、シェイクダウン当日のことを振り返りたいと思います。

はじめてマシンが走ったとき、僕はスタート地点で消火器を持っていました。
初走行を目の前で見ることができてとても嬉しかったです。
思わず、
「走ったあああああああぁぁぁぁ」
と叫びましたね。

先日のリーダーの日記にあるように直線コースを2往復するに留まったのですが、その中でスタート地点に帰ってくるときのことです。
僕の目の前で、ガツン!とブレーキングをしたかと思うとそのままスーっとマシンが流れていくではありませんか。

 踏 み 抜 け た ?

「うおおおおおおぉぉぉぉ!!??」
「えっ、マジで!?」
「ちょ、アカンてアカンて!!」

いろいろわめきながら流れていくマシンを必死に追いかけました。

まぁマシンは無事停止したのですがドライバーに確認したところ、3ペダル時のクセで、クラッチペダルを踏む感覚でブレーキペダルを踏み込んだようです。
それでサッとブレーキを抜いたため、あのようになったようです。
ホント焦りましたね。ブレーキ担当の精神が磨り減った一瞬でした。

次に
シェイクダウンの時点で判明した自分の設計ミス等を少し・・。
エンジンが縦置きである関係上、ハンドクラッチのレバーをシートの左側に設置したのですが、セルのスイッチやメインスイッチなども昨年と同じくステアリングホイールに左側につけてしまいました。
するとどうでしょう。発進や停止のときに・・・。
あと、ブレーキのアダプタ類の大きさをあまり考慮していなかったせいで、ペダル周りがすごく窮屈になってしまいました。
ハンドクラッチのストッパーをつけ忘れたため、レバーの初期位置はタイラップで調整するはめになりました。外せるタイラップって便利だね!
アクセルやクラッチのワイヤーステーにワイヤーが通る切れ込みを入れ忘れました。電装が組み付いていたため、フレームに半身を突っ込み、溶接後の鉄のステーに手鋸で切れ込みを入れました。
まだありますが、以上がおおよそのものですね。
なんとまぁお粗末な設計だったのかを痛感しました。

いろいろミスはありましたが、自分が設計したパーツがマシンにのり、実際に動くのを見ると何かこうクルものがありますね。

ハンドクラッチがちゃんとクラッチを切ったときは、嬉しかったです。レイアウト上、大きいサイズにすることができず、手の力で切れるのか不安でした。
ブレーキペダルも、60°上を向いているマスターシリンダーをまっすぐ押せているのを見たときはガッツポーズしましたね。
アクセルペダルは、昨年のものよりストローク量を減らすという目標を達成できているのを目で確認したときは笑みがこぼれました。

多くはレバー比を変えればよかったりと簡単なものですが、自分の設計どおりにものができて動いているのは達成感があります。

この部活の楽しさがまたひとつわかった気がします。

実際につくって走らせてからわかることがたくさんあるんだと思います。
現時点で改善点がいくつもでてきました。
これからどんどんマシンを走らせて、浮き彫りになる弱い部分をどんどん潰していくことでより強いマシンに仕上げることができると教わりました。
確かに。と思いましたね。この点で考えると他大学のチームと比べて早いシェイクダウンは大きな意味を持つと思います。

今は予備や仮で組み付いているパーツが多くありますが、これから正規パーツや改良された部品が搭載され、どんどんマシンがはやくなっていくと思うとワクワクします。

少し、これからの話をしたいと思います。

カウルの製作ですね。
この製作期はメンバーのほとんどが工場で作業しなければならず、カウル作業は堀ひとりで進めてきました。つらいところを押し付けてしまったなと思います。
みんな工場作業でツナギが黒くなっていくなか、彼だけがウレタンで日々白くなっていきました。
現在の進捗は雌型にサフを吹く段階です。型の製作から行なう険しい形式をとった今回ですが、彼のがんばりでカウルも形になってきました。
堀、ありがとう!

そして新歓です。
今まで渡部に任せきりの面が多く、彼女には申し訳なかったです。
彼女は、ものづくり合同説明会の打ち合わせや日程調整など、ひとりで行なってきました。
これからはメンバーで分担していく予定です。
ただいま看板を製作・設置中です。ポスターも掲示板に貼り始めました。
昨年より学内でYNFPの文字を見かけることは多くなるでしょう。
新歓用のページも作成され、公式ツイッターアカウントも現在活動しております。
ここまでがんばってくれた渡部には感謝です!

さて、新入生のみなさん。
数日前の僕の日記を覚えているでしょうか。みなさんに約束したあの日記です。
ちゃんと笑顔でシェイクダウンを迎えることができましたよ!
クサイかもしれませんが、やはりつらさを乗り越えた向こうにより大きな喜びが待っているんだと思います。
この部活に興味を抱いてくれた方はどうぞ見学にいらしてください!
僕らはいつでも歓迎します!

長くなりましたが、今日はこの辺りで失礼します。

明日の日記は星野です。