俺も"ナオキ"だ

こんにちは、秋山直輝(あきやまなおき)です。

今さらですが、今のチームには「ナオキ」が二人います。よく分からない人はホームページのメンバー紹介をご覧ください。

さて、私は3年生なので今年の9月で晴れて引退となったわけですが、現在はというと勉強したりバイトしたり引継ぎしたりと、部活とは少し離れた位置にいます。

ただ、私はサスペンションの核となる部分を設計していたため、16年度車両の設計への引継ぎも残されています。

昨年はテクニカルディレクターとして車両の統括をしていましたが、主要メンバーが少なく苦労するところも多くありました。

15年度はリーダーと私で、技術職と渉外・管理等を分けていたので、基本的に車両に関わることはすべて管理することになっていました。

今年はそういうことの反省もあって、リーダー職や技術統括、設計管理や製作管理などを分業しているみたいです。個人の負担が減って仕事に集中できるのはいいことですね。

まあ、不安な点としては仕事の責任がどの人にあるのか分かりにくくならないといいなと思います。

説教じみたことを書いても面白くないので...

よく先輩方が「この活動で楽しいのは大会だけ」とか言ったりします。さすがにそこまでではないとは思いますが、自分の2年半の活動も楽しいことより大変だったり辛いことの方が多かったかもしれません。

入部当時はチーム状況も良くはなく、仕事を任されるも走行会でマシンが走れなかったり、1日中ブレーキテストだけをして終わったり。14年度は1年生ながらシャシーリーダーを任され、右も左も分からないまま設計予定を立てたり...。そもそも自分がまともにCADも使えなかったのによく設計予定とか立てたなと思います。

なにより、自分がテクニカルディレクターとしてチームを引っ張っていっている時が一番大変でした。

コンセプト決定に対してもいろんな人がいろいろな事を言い、不安も残るまま部品設計に入り、目標値が少ない中で後輩には本当に苦労させたと思います。

製作期もほとんどが1年生の中、まともに練習する時間も作ってあげられず、せっかくの工場作業の時間を無駄にしてしまったこともありました。あとは、朝部室に行ったら、3年生が自分だけだった時とかありましたね。

4月以降もまだ製作が終わっていない部品の製作や、デザイン審査のレポート作成・添削などやることは増える一方でした。5月のエコパ走行会で破裂したサイレンサーを夜中3時に再製作したのはいい思い出です。

7月以降もチームの管理やマシンの管理、走行会でのドライバーや遠征の行き帰りの運転などで、ほとんどの時間を部活に費やしました。

そんな中でも、楽しいこともたくさんありました。いや、正確に言うと、楽しいことは少なくても、一つ一つの楽しかったことがすごく大きかったです。

15年度チームの主要メンバーとして外部のスポンサーの方にプレゼンしたとき、設計納期の日に部室に泊まっていろんなメンバーと設計を進めたこと(永渕ケーキありがとう!)、自分たちの作ったマシンが初めて走った時はこれ以上ない感動でした。その後、動かない電装に別れを告げ一から作り直して、作り終わった後に飲んだシャンメリーの味は忘れられません。

デザインレポート提出直前にデザインメンバーで寝るのを惜しんで推敲をしたこと、2年生は大変な中本当によくやってくれました。

そして、今年の大会で自分たちも予想していなかったデザインファイナルの出場。嬉しさと不安と緊張と、もういろいろな感情がわきましたが4位という結果は誇れるものだと思います。

多分、好きだからできたんだと思います。速い車を作りたい、大会でいいタイムを出してドヤ顔したい、とかそういうモチベーションがありました。

せっかくやるなら、のめりこむといいと思います。大変でも辛くても、得られる喜びはそれらを上回るもののはずです。

結局、説教みたいになってしまいましたのでこの辺で終わりにしましょう。

16チームのみんなには良い成績目指して頑張っていってほしいですね。

明日の日記は、長い海外渡航から帰ってきた渡部です。久々の登場ですね。