史上最低のリーダーより

お久しぶりです。曽根です。

最後の日記までご迷惑おかけしてすみませんでした。5日の日記はきっと後輩が埋めてくれることでしょう。

まず、お世話になったすべての皆様に改めて感謝いたします。

本当にありがとうございました。

思い返してみると現役で活動していた3年間はひたすら楽しかった思い出しかありません。

きっとその瞬間は辛いこともあったかもしれませんが、それも含めて今となっては楽しいよい思い

出です。

むしろ自分たちが楽しむことばかりしていたせいで後輩たちには悪いことをしたなと反省もしてい

す。

振り返ってみてまず思うのが、私のわがままというか自分勝手な行動で先輩から同期、後輩たちま

でずいぶんと迷惑をかけてしまったなということです。

特に12チームではリーダーだったこともありずいぶんと無理を言っていました。

言い訳ではないですが、それも自分はこの活動が大好きで、やるからには後悔したくないし、やり

たいことをやりきりたかったという思いが強すぎたのだと思います。

本当に申し訳なかったなと思います。おかげさまで本当に3年間楽しませてもらいました。

こんなことを書いておいて言うのもあれですが、私からも是非後輩の皆さんには思いっきり楽しん

でこの活動をやって欲しいと思います。

誰かにやらされてるのではなく、自分が楽しいから、やりたいからやって欲しい。

誰のチームでもなく自分のチームで自分の活動です。誰になんと言われようと自分が楽しんで欲し

いです。

あとは追いコンの場でも言いましたがくれぐれも安全には気をつけて欲しいです。

自分たちの活動は常に人を殺せるリスクを背負っていることを忘れないで欲しいです。

自分が締めたそのねじ1本でドライバーを殺してしまうかもしれない、そのとき自分は責任を取れる

のか。よく考えて欲しいと思います。

また、私自身チームを離れて別の世界に出てみて、どんなに自分たちの活動は閉鎖的で、視野が狭く、独りよがりだったかに気づかされました。

これはなかなか現役で活動しているうちは気づくことが難しいとは思いますが、自分はそれに気づかされて改めて自分たちの活動を振り返ったとき、そこで学んだことが何倍にも意味があるものになりました。

是非皆さんにもトップレベルのレースの現場や、企業間のシンポジウム等に出て行って改めて自分たちの活動を見つめなおして欲しいです。

そして最後に伝えたいのが、学生フォーミュラ活動に熱中することによって得るものも多いですが、その一方で失っているものも同じぐらい多いということを自覚して欲しいです。

貴重な大学生活、フォーミュラ以外にも今しかできないことはいくらでもあります。

そういう意味で失っているものもたくさんあるなか、それ以上のものをこの活動だけで得ることは容易なことではありません。

最後の最後までえらそうなことを長々とすみませんでした。別に説教したかったわけではないのですが、ういう性格なんであきらめてください。

最後に唯一後悔があるとすれば、自分たちで作ったマシンに乗ってみたかったです。

本当に皆さんありがとうございました。

最高に楽しい6年間でした。