継続は力

井畑です。

1月になってから時間割の空いている時間に製作をしています。1限授業、2、3限工場で作業、4限に授業で一旦抜けて5限にまた工場に戻って作業、のように合間を練って製作をしています。最近はまとまった時間が取れなく、大物が製作できないことにモヤモヤしています。しかし明日はちょうど授業が休講のため1限から5限まで工場作業です。折角なので燃料キャップを製作したいと思います。

話は変わりますが、今年は自分が製作予定の管理をすることになったのですが、冬休み明けの時点で図面は2年生の担当パーツ、それも材料の無いパーツばかりであったので詰まった製作予定が立てられませんでした。その為今日は明日つくるパーツが無いと色々悩んでいました。最終的にアームの旋盤部品が20個出てきたので明日の製作は大丈夫そうです。25日に1年生の図面が揃う予定なので来週からは明日つくるもので悩むことはないはずです。

さて、大分時間が経ってしまいましたが先日成人式に行きました。友達に学生フォーミュラをしていると言ったら知り合いでやっている人がいるよ、と話が通じて驚きました。同じ日に中学校の同窓会があったのですが同級生は中学生の時から何も変わっていないので安心しました。人間の性格は変わることはなく成熟していくものなのだと思いました。担任の先生にも学生フォーミュラをしていますと近況報告をしましたが別段驚かれることは無かったです。

驚くかなと思っていましたがよくよく考えればそんなことは無かったです。そもそもこの部活に入ったきっかけは中学時代にあった訳ですし。YNFPに入ったばかりの日記に書いたのですが昔の記事が今は見られない、そもそも恥ずかしくて真面目に書いていなかったので改めて書こうと思います。

車好きの人はゲームやF1、スーパーカーなどから車に興味を持ったと思いますが、自分はそもそも親が車を持ってなく、車とは全く縁のない生活を送っていました。
きっかけ中学生のとき、たまたまエコランをしていた先生が赴任してきて製作を手伝ったことです。
先生から夏休みに製作を手伝ってほしいと頼まれてマシンのボディーをプラスチックダンボールで作りました。最初はただ板を切ってつなげるだけの作業だったので、さほど難しくもなく楽しくも無かったです。ただ夏休みの予定がなく暇で、友達同士でのんびり作っているだけでした。
しかし、大会前のエンジン始動で意識が変わりました。ただの置物同然に置いてあったマシンが音を立てて動き出したのに胸が熱くなったのです。
そこからやる気が湧いてしまいエコランを続けることにしました。FRPついて調べたり、エンジンがキャブレターだったのでインジェクションにすればもっとよくなるのにとか考えていましたがどれも中学生ができる範疇を超えていました。仕方なく中学生ができる最大限の努力をして作りました。
3年の時にはドライバーもしました。初めての運転でしたが平均25km/hしか出さないので問題は無かったです。ただ自分の運転で勝てなかったのが申し訳なかったです。
最後勝てなくて悔しくて中学は3年しかいられなく、やむなく引退しなければならなかったのがいやでした。
高校でもエコランをしているところに行くか悩みましたが結局いいものを設計するには大学で工学を学んでからが良いだろうと思いあきらめました。
何とか3年後フォーミュラをしている大学に受かって今に至ります。

正直最近までなぜこの部活に入ったのか忘れていました。部活に入ってから色々な壁に直面して、放心状態でした。まさか中学の同窓会で生き返るとは思っていませんでした。

悔いだけは残さず活動をしたいと思います。

明日の日記は秋山(直)です。