オーストラリアより愛を込めて(大嘘)
YNFP15のテクニカルディレクターから紹介されましたYNFP14のテクニカルディレクターをやっていた植村です.(謎のミラクルで同タイミングの追い出し)
ちなみに,今回の日記シリーズは追い出しコンパで追い出された先輩の日記シリーズらしいのですが,追い出されたものの今後三年間も横浜国立大学に在学する予定な植村です.というのも,この度博士課程後期に進んで,博士号の取得を目指すことになりました.
自分はどうやら純粋な情報工学EP(電子情報は除く)の出身としては唯一らしく,データベースに関する研究をする毎日です.
それはさておき,現在オーストラリアに来ています.(過去の振り返りでもすると思った???しないから!!!普通に日記書くから!)
経緯としては,自動車技術会関東支部70周年記念行事として,オーストラリアへの学生派遣事業により学自研(学生自動車研究会)委員の派遣学生として現在メルボルンのホテルにて日記を執筆しております.
オーストラリアなんですが,季節が真逆ということで先週の時点で最高気温が40度近くあったとのことで「暑いのか―嫌だなー」とか思っていたところ...
どうやら急に冷え込みまして,最高気温20度,しかも非常に乾燥している気候なため出国時の日本より肌寒いという現状です.
まあ,そこは割とどうでもよくて,なによりも言いたいのが割と過ごしやすい気温な割に,花粉が飛んでいない(!!!!)
結論:花粉症の身からすると恐ろしいほど快適
加えて,食事のサイズが基本的に多いです.今朝朝食にエッグベネディクト頼んだんですが,余裕で半分残しましたからね,マジで.ちなみに,現地に在住している日本人の方曰く,オーストラリア来たら10㎏普通に太ったらしいです.
恐ろしや,オーストラリア.
さてと,飯ばっか気にしてると思われるのは癪なので,本題へと.
オーストラリア派遣の一環として,本日はRMIT Universityへとお邪魔してきました.
主に学生フォーミュラのチームへの見学と交流が目的だったのですが,ついでにMohammad Fard先生の研究室で話を聞いてきました.
この先生の話がなかなか面白くて,車の高周波の振動が乗車員の眠気を誘発するらしいのですが,それをいかにして眠気を覚まさせてあげるかみたいな話をしていました.
(あとは,若干日本語できたので英語交じりな日本語=ルー語みたいになってて面白かった...じゃなくて分かりやすかった)
学生フォーミュラのチームの見学に話を移りましょう.
写真ドーン
昨年の車両を見せてもらいました.
今年の車両は,F1開幕戦の展示に出しているとのこと(?)で,見ることが叶いませんでした.
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ちなみにこのRMIT Racingですが,カーボンの製作技術が中々強いチームでした.オートクレープのような窯に加えて,カーボン製作に関しては大学内に一通りそろうみたいです.
というわけで,前後ウイングや再度ポンツーン,フレーム,ギアボックス,アーム,ロッド類,ホイールまで含めてすべてカーボン製の車両でした.
彼らに車両重量に関して聞いてみたところ,200kg強とのことでした.日本チームからしたら軽い...なのかもしれませんが,彼らからしたら重いとのことです.やはり,オーストラリアやヨーロッパの常識に照らし合わせてみると重いのは確かで,日本チームもそこまでの意識を持つ必要があるけど「さて,どうやって実現しようか...」というのが問題だと感じました.
そして,今年の車両は色々変えて170㎏台を達成する予定らしいです(凄い!)
その後も色々と彼らと交流しつつ,いろいろな収穫を得ました,
特に,渉外の考え方が素晴らしく,自分たちのチームがスポンサー企業に対して何が与えられるのかといったことまでしっかり考えて,スポンサー対応を行っていました.そして,何よりクオリティが高い...
正直この日記だとうまく伝えられませんが,可能ならば日本の学生フォーミュラチームへとこの内容を還元出来たらなーと考えています.
とまあ,今日はこんなところです.
明日はMonash Universityへの訪問です.
期待と不安に胸を膨らませながら楽しんで来ようと思います.
明日の日記は,つい最近まで研究を頑張っていた加納です.
(どうでもいいんですが,加納という人がいるせいで,「かのう」というワードを変換すると最初に「可能」じゃなくて「加納」が先に出てきてしまうので,かのうを文脈によってどちらのかのうが適切かを正確に判断する予測変換機能が欲しいです.)