18メンバーの皆さん、「No Attack No Chance」ですよ。
こんにちは
YNFP-17のテクニカルディレクターを務めました市川です。
はじめに、この活動に対して
多大なるご支援をしていただいた各スポンサーの皆様
また、有意義なアドバイスをたくさんくださった先生方、社会人OB、学内OBの皆様に
心から感謝申し上げます。1年間誠にありがとうございました。
結果としては
ICVクラス5位入賞
総合6位入賞ということで、、
1年間総合優勝を目標に掲げてきた身としては、悔しさの残る結果となりました。
ここで、自分の3年間を振り返ってみたいと思います。
まず、1年目
自分は学生フォーミュラをやるために大学に入ったといっても過言ではありません。
受験のときも、フォーミュラやってる大学しか受けてません。
ドライバーやりたくて、入部して、
正直、1年目はきつかったです。
全然乗れないし、自分たち1年生はマシンに直接かかわってはないので。
ただ、1年生ながらにも、このチームにいると色んなこと起きるんだなって思いました。
最初のころ、パワトレリーダー誰だか分からなかったし、
失踪する人もいたし、やばいなと。
そんな中で、目標とする先輩もできました。
初めての大会は、やっぱ乗れなかったことが悔しかった。
色々あったけど、エンデュランス完走したときは嬉しかったです。
コスト-100があったので、総合16位になってしまいましたが、
チームについて、車について、メンバーについて、色んなことを教わったYNFP-15でした。
大会後には、マシンにも乗せていただきました。
ドライバーデビューしたのもYNFP-15です。
そして2年目
はじめてマシンの設計に関わりました。
自分はクラッチを設計しました。油圧クラッチにして、ステア裏にクラッチパドルを。
2~3回くらいパドル曲がった気がしますが、最終的にアルミから鉄にして大会へ。
設計したパーツが載ると、確かに楽しいですが
それ以上に、自分の部品壊れたらどうしようっていう恐怖が勝りました。
クラッチなんて壊れたらスタートできないし。
ドライバーとしても、この年からオートクロス・エンデュランスを任せていただきました。
これに関しては楽しかったの一言です。やりたかったことがやっとできると。
オートクロスでは、ファイナル6出場となる5番手タイムを残すことが出来ました。
オートクロスは本当に楽しかったです。大会本番はコースサイドの人の数も格段に多いし、
本当にエコパなのか?って感じでした。そんなたくさんの人の前で走れたのは最高に気持ちよかった。
ただ、エンデュランスでは、「遅い方のドライバー」っていう不名誉な称号が付きました。
まあ、完走出来たので良かったですが、水温きつかったな。
この称号がラスト1年間のモチベーションにもつながりました。ありがとうございましたなのかな?
全種目完走を果たし、総合準優勝という成績でした。
嬉しかったけど、9割方悔しかったです。
そして、3年目。
総合優勝はもちろんですが、
個人の目標として「後悔を残さないようにする」を掲げました。
毎日毎日を大切に過ごすこと。簡単そうで、難しかったですね。
この1年間、ずっと心の中に「総合優勝」の4文字がありました。とにかく勝ちたかった。
最後の1年間は、クラッチに加えてカウル・エアロが担当パーツとして加わりました。
これが本当にきつかった。特に製作。
7人しかいない中で、みんな余裕ないし、春休みは一人ガレージでウレタンまみれ。
ウレタンがまじで嫌いになりました。
面だしも、進捗がうまく見えない中で、削ってパテ盛っての繰り返し。
きつかったけど、勝ちたいという気持ちが自分を動かしてくれました。
ノーズ無きゃ、大会走れないし、勝てないし。
なんだかんだでカウル・エアロ製作が自分を一番成長させてくれたかなと思ってます。
今年のノーズ、絶対どこよりもかっこよかった。うん。
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色々ありましたが、大会を迎えて。
初日は燃料系の問題で車検できず。
2日目の緊張感やばかったです。おそらくほかのメンバーも。
2日目のデザインの前で、何とか技術車検通過。
最終的には、2日目中にマシンを上に持って行けたので、とりあえず一安心。
次の日からは、動的スタート。
天気予報の関係で、朝一でオートクロス走りました。
どの試走会でも、去年の車よりも遅かった17マシンが本番で0.5秒も去年を上回りました。
これにはちょっとびっくりしましたが、よく頑張ってくれました。
7番手となり、ファイナル6出場逃したのはほんとに悔しかったけど。
スキパ・アクセラも一桁順位となり、動的は順調に進めることができました。
4日目にエンデュランスへ向けての準備をし、迎えた5日目。
朝から不安・緊張でいっぱいでしたが、20周完走することができました。
一つだけ余分なスピンがあったけど、自分としてはその後の9周満足の良く走りが出来たので良かった。
スピンした後、エンジンかかってほんとよかった。川瀬くんありがとう。
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そんなこんなでICV5位、総合6位となりました。
2年連続で、表彰台のうえで写真を撮らせていただけたのは光栄なことです。
来年は表彰式の最後に大学名を呼ばれてほしいものです。
毎日毎日を「後悔なく」をモットーに過ごしてきたので、
きついことも多々ありましたが、引退した今、活動に対する後悔はなく、
すっきりと活動を終えることができています。
やりたかったドライバーを2年間メイン競技でやらせてもらってとても楽しかったです。
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後輩達には、言われなくても分かってると思いますが、
ぜひとも総合優勝を勝ち取ってほしいです。
1年間やってれば、うまくいかないことばっかりです。
なんだこいつは。とか、なんでこうなるんだ。とか、いろんな感情出てくると思います。
そんな時、自分自身を動かすのは気持ちです。
自分は1年間「勝ちたい」と思い続けてたので、なんとか1年間きつくても楽しくやってこれました。
個人個人の目標は持ち続けて頑張ってほしいと思います。
ぜひとも17メンバーが果たせなかった「カーナンバー1」を取ってください。
最後に、もう一度
この活動に携わってくださったすべての皆様
1年間誠にありがとうございました。
では、最後の日記はこの辺で失礼します。
次の日記は
大会中、精神的に一番やばそうだった川瀬です。